粘る理由、粘れる理由
今日はオウム関連の資料に目を通しました。するとね心理的防衛機制が働くのかグッタリと眠くなります。
被害者で、幾重にも同じような思いをアチコチでしていますから、そういうものを見ると相当意識無意識の中でこたえるのでしょうね。グッタリとします。
この映画は何もないところから一人で動き始めました。だから大変でした。
ひたすら「お願い」をして歩きました。
アレフ、ひかりの輪、検察、警察、記者クラブ、裁判所、地下鉄、外国人記者クラブ、作家、プロデューサー、新聞社、テレビ局、出版社、動画サイト、映画祭、映画のエージェント、カメラマン、録音、制作、クラウドファンディングで応援してくれる人、ありとあらゆる人にお願いしました。もうひと頑張りして仕上げろと海外のセールスからフィードバックが届き、また頑張っています。
どうして頑張っているのかと言うと、それはやはり世界にこのオウムの問題をキチンと伝えよう、解決に資したい、それしかないのです。それ以外の理由はいりません。
粘る理由、粘れる理由とはそのようなものだと思います。
さかはらあつし 1966年生まれ、京都大学経済学部卒、電通を経て、カリフォルニア大バークレー校にてMBA取得後、シリコンバレーのベンチャー企業に。その時、MBA時代に参加した映画がカンヌ映画祭短編部門でパルムドール賞受賞、帰国。経営コンサルタント、作家、映画監督、著作にはに「小さくても勝てます」(ダイヤモンド社)他。ドキュメンタリー映画「AGANAI」で初長編監督、初長編プロデューサー。