単騎独考

切れるカミソリではなく、切れなくてもナタでありたい。

記録映画

 このドキュメンタリーは好き嫌い分かれるでしょうが、力のある映画に仕上がりつつあると思います。

 

善良なる人はこの映画に共感できないだろうと思います。

 

この映画はグロテスクな現実をそのまま伝える「記録」だからです。

 

そこには善良なる人が見たいヒューマニズムの物語はありません。

 

決然とそれを選択的に拒否しました。

 

本当は誰かがもっと早くこの作業をしなければならなかったのですが、社会との関係を絶っているので、誰もそれができなかったというのが本当のところだろうと思います。

 

また、被害者としてアプローチしていく映画人、ジャーナリストもいなかった。

 

人類が真にオウムに真理教であり破壊的カルトの問題を乗り越えていくためにはこういう「記録」があって初めて可能になるのだろうと思います。